か行の競馬用語

カイ食い

馬の食欲のこと。カイ食いがよく、カイバをたくさん食べているときは体調がよい時がほとんど。

外国産馬

外国で生まれ日本に輸入されてきた馬。外国産馬は出走可能なレースに制限があり、クラシックには実力があってもでられません。

凱旋門賞

フランスのロンシャン競馬場で行われる2400mの国際的なGⅠです。世界各国から強豪が集まるため、事実上の世界一決定戦でっもあります。欧州三冠の1つ。

カイバ

馬に与えるエサ。このカイバの食欲を「カイ食い」といい、「カイ食いがいい」とか「カイ食いが悪い」などと使います。

返し馬

レース直前に馬が軽くコースを走ること。足慣らしではあるが、馬券を購入する際には参考にもなる。

かかる

レース中に馬が騎手の言うことを聞かず、勝手にスピードを上げて走ってしまうこと。かかってしまうと、ペースは崩れほとんどが途中でばててしまいます。馬の気性が悪いときや、騎手が無理にペースを押さえようとしたときに、かかりやすくなります。

格上げ

未勝利から500万下へというように、本賞金が上がるに従ってクラスがあがること。「昇級」とも言う。

格上挑戦

その馬のクラスより上のクラスのレースに出走させること。好調な500万下の馬を900万下のレースに出走させることなど。

確定

レース後の着順が全て決まり、決定したこと。電光掲示板には「確」という文字が表示され、赤ランプが点灯します。

鹿毛(かげ)

全体は褐色で、四肢の先と長毛が黒の馬。

肩ムチ

普通はムチを尻に入れるがそれを肩に入れるムチのいれかた。ムチを嫌う馬などに、このやり方を使う場合がある。

勝ち鞍

1着になったレースのこと。馬の勝ち鞍が「菊花賞、有馬記念」なら、その馬が今まで1着になってレースの中で、大きなレースなレースをいくつかあげたもの。

勝ち負け

そのレースで1着をねらえると言うこと。コメントなどで「このレ-スは勝ち負け」などと書いてあれば1着になる自信があるということ。

勝ち味に遅い

善戦はするが決め手がなかったり、詰めが甘いなどでなかなか勝てないと言うこと。

勝馬投票券

馬券のことで、未成年者、学生、生徒は買うことができない。

勝ち鞍

その馬が1着になったレースのこと。

空馬

騎手を振り落とし、鞍だけで走っている馬のこと。この場合、1着になっても順位には関係なく失格です。時々ありますが、だいたいがシンガリです。

ガラリー変

馬の状態が急に良くなること。前走で全くダメだった馬が次のレースで、まるで違う馬かのように抗争すること。

仮り柵

内ラチ付近の芝を守るために、ラチから一定距離に設けられている柵のこと。

ガレる

疲労などが原因で体重が減り、体調が悪くなること。

変わり身

「変わり身を見せる」というと、長い間休んでいた馬が鉄砲でも余り走らないのに、レースで走りの勘を見せたり、馬体が絞れてレースで好走すること。「変わり身がない」などとも使い、これは休む前と変わらないと言うこと。

カンカン泣き

カンカンとは馬の負担重量のことなので、馬が重い負担重量を苦にすること。

完歩

馬の歩幅のこと。

冠名

うなじ馬主が所有する競走馬の名前の一部分につける同じ単語。1つの名字みたいなもの。例としては、タイキ、メジロ、シルクなどたくさんある。

[き]

利き脚

走り出すときに先に出すほうの脚のこと。

騎手

レースで競走馬に騎乗して馬を操る人。「ジョッキー」とも言う。「馬七人三」などといわれレースの結果に大きな影響を与える。

気性

馬の性格のこと。気性が荒い馬は騎手の指示に従わなかったりして大変です。行きたがるために逃げに向いています。逆に冷静な馬は差しに向いています。

菊花賞

1938年に「京都農林省賞典四歳呼馬競争」として行われたのが始まり。1948年に「菊花賞」という名になった。距離が3000mでスピードとともにスタミナが要求される京都のレースです。4歳牡馬限定で三冠の1つ。

気がいい

気のいい馬とは素直な性格で、言うことをきくため調教しやすく、レースでも折り合いがつきやすい馬のこと。

黄旗

競走馬が、自分の決まっている枠でなく、外枠発走になったときに出される合図の旗。

決め脚(手)

レースで勝利を決定付けさせる脚力。逃げ馬ならスタートダッシュからの維持、差し馬なら最後の直線でのラストスパートでキレのある差しを見せるかが決め脚の善し悪しとなる。

脚質

馬の得意とする戦法で主に4つに分けられる。「逃げ」「先行」「追い込み」「差し」がある。中には「自在」とあり、レースに応じて対応できる馬もいる。

ギャロップ

全力疾走のこと。

キャンター

ゆっくりとした駆け足のこと。

厩舎

競走馬が生活し、調教を受けている場所。調教師が厩務員と専属騎手を雇い経営している。

球節

馬の人間で言うくるぶしの所。

厩務員

調教師に雇われて馬の世話をする人。パドックで馬を引いているだいたいの人が、その馬を担当する厩務員。

京都競馬場

日本一美しいと言われる京都府伏見区にある競馬場。しかし、向こう正面には長い坂があるため、馬にとっては苛酷な競馬場です。主なレースは、天皇賞(春)、秋華賞、菊仮称、MCSなどがある。

距離適性

その馬の能力が一番発揮できる距離とレース距離との相性。マイルがベストも馬もいれば2400mがベストの馬もいる。

距離の壁

1800mまでは勝てるのに、2000mになると全く勝てなくなってしまうようなとき、2000mが距離の壁となっているのです。

Kジョージ&エリザベスS

「キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスステークス」が正式名称で、ロンドンのアスコット競馬場で毎年7月に開催される芝2400mのレ-ス。欧州三冠の1つ。

銀行馬券

銀行の利子程度の配当しかつかないような低いオッズの馬券のこと。

斤量

馬がレースで背負う負担重量のこと。騎手の体重、鞍などの馬具の重さ、おもりの合計となる。

[く]

空胎

毎年種付けを行うと母胎に負担がかかるため、種付けを行わず、1年間母胎を休ませること。

くせ馬

気性が悪く、騎手の指示に従わない馬のこと。

口取り式

レースに勝った馬の両側に飾り綱をつけて、それを関係者全員が持って記念撮影をするセレモニー。スタンド前のウィナーズサークルで行われる。

口を割る

馬がレース中に口を開いてしまうこと。バテやすくなるなどの弊害があるので、口を割りやすい馬にはレース前に口を革ひもで縛っておくなどの処置をとることもある。

屈ケン炎

非常にやっかいな脚の病気で、完全な治療は難しく一度かかってしまうと無理がきかなくなってしまいます。これは馬にとって致命傷で、不治の病とも言われています。別名「エビハラ」ともいう。

クビ差

レースの着差で、クビ1つ分の差のこと。電光掲示板などには「クビ」と、表示されます。

騎手が馬にまたがるために馬の背に置く馬具。革で作られていて、鐙(あぶみ)などもついている。馬の背中を保護するため、つけるときは鞍の下に布などを敷きます。

クラシック

戦前に作られた4歳のGⅠレース。「皐月賞」「日本ダービー」「菊花賞」「桜花賞」「オークス」の5つがある。このレースでの勝利は全ての馬にとっての目標である。「皐月賞」「日本ダービー」「菊花賞」は3冠とも呼ばれる、4歳牡馬限定戦。この3つに勝つと三冠馬と呼ばれる。

クラシック三冠馬

「皐月賞」「日本ダービー」「菊花賞」の4歳牡馬クラシックを制した馬のこと。1941年セントライト、1964年シンザン、1983年ミスターシービー、1984年シンボリルドルフ、1994年ナリタブライアンと、これまでに5頭がこの栄冠に輝いている。

クラシックホース

クラシックレースを制した馬のこと。

グランプリ

一般に有馬記念のこと。春のクラシックといえば、宝塚記念である。

栗毛

全身は黄色がかった茶色で、長毛は茶褐色から白に近い馬。

来る

「1着に来る」を略して「来る」という。馬券を購入した人がよく使い、「来い!来い!」などといっています。で、「来た来た」とか「ちっとも来ねーよ」という、結果になります。

グレートレース

重賞レースのこと。GⅠのGとは「グレード」の略のこと。

黒鹿毛(くろかげ)

全身は黒に近い赤褐色で、目の回りやわき、ひばらなどが褐色、長毛と四肢の先は黒の馬。

[け]

ケイコ駆け

調教では良いタイムで走るのに、レースになると走らないこと。

掲示板

レース後、5着までの馬番などが表示される。「掲示板がやっと」などといえば、5着までがやっとであるのでちょっと弱気。

競馬学校

千葉県印旛郡白井町の馬事公苑白井分場跡地にある、日本中央競馬会競馬学校のこと。3年間の騎手課程と、3ヶ月の厩務員課程がある。

繋養(けいよう)

馬を飼育すること。

毛色

馬の体毛の色のこと。「栗毛」「栃栗毛」「鹿毛」「黒鹿毛」「青鹿毛」「青毛」「芦毛」などがある。

ゲートイン

馬をスタート用のゲートに誘導すること。全ての馬がゲートインしないと出走はできない。普通は奇数番号の馬からゲートインする。

毛づや

馬の毛のつやのこと。馬の体調のバロメータともなっている。

気配

馬の動きや仕上がり具合など、あらゆる面での雰囲気のこと。

検疫

馬が厩舎に入厩するとき、伝染病予防のため競馬会が行う検診のこと。外国から輸入された場合は農林水産省が行う。

腱断裂

アキレス腱が切れてしまうこと。

ケントク買い

根拠のない馬券の買い方。誕生日が2月3日だから2-3とか、その時見た時刻、開催回数、日にちなどで馬券を買うこと。

検量室

レース直前と直後に騎手の検量をするところ。規定重量を満たしているか、不正がないかどうかなどをチェックする。

[こ]

好位抜けだし

4コ-ナーあたりでスパートし、直線の入り口で抜け出すこと。

豪脚

ケタ外れの優れた脚力のこと。

肯壁

パドックでアタマを上下している馬のこと。これは悪い癖である。

ゴール板

ゴールの内側の柵沿いに設置されている板状の鏡。並んでゴールしたときの判定の助けをする役目がある。

小倉競馬場

福岡県北九州市小倉南区にある九州地区唯一の中央競馬場。内馬場には日本庭園もある。

個人牧場

馬主が個人で所有する牧場で、生産した馬をレースに出したり、他の馬主に売ったりセリにも出すことができる。

コズミ

一種の筋肉痛で軽いものであれば、返し馬でウォーミングアップするだけでとれるが、重傷の場合、笹針で濁った血をとるなどの治療が必要となる。

仔だしがいい馬

成績がよい馬をたくさん生んでいる繁殖牝馬のこと。

骨折

馬にとって一番恐ろしいのが骨折。人間のようにはいかないのです。剥離骨折くらいならいいのですが・・・。

古馬

5歳以上の馬のことをひとまとめにして言う。

ころがし馬券

レースで勝った金額を全部次のレースにつぎ込んでいくという、馬券の買い方の1つ。

混合戦

国産馬の中に外国産馬が混合して出走できるレースのこと。

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